アイデアファクトリーとは、人生をクリエイトしていくために必要な創造の技術を体系的に編集した、4つのデザインエンジンをコンセプトに持つ創造力ビルドアップのためのプラットフォームです。
正確には創造のための技術と云った方が良いでしょう。創造することはあなたがどんな分野に属し、どんな立場にあろうと、それはあなたのすべてであり、生きる糧であり、存在の証であるとLDSSは考えます。
それは表現への憧れであり、自分が自分自身である証左なのです。わたしたちが生きているこの情報化時代は、消費する喜びや消費することによる自己表現・アイデンテ
ィティーの発露から確実に創造する喜びや創造することによる自己表現へと変化しています。ミクシーを代表とするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)がそのことを代弁してくれています。LDSSが2007年のキーワードに選定した(イメディア・ブランドディレクターのクリエイトしたキーワードですが)「イメージする自分にちょっと近づく!」はそのことを提言しています。なぜなら創造の究極は自分自身の変化・メタモルフォーゼだからです。
アイデアファクトリーにおける創造のための技術とは創造的であるためにはどうあればよいのか、が背景のテーマになっています。対を形成するブランド、シンキングカタログと比較すると、論理に対する直感、左脳的アプローチに対する右脳的アプローチ、部分的視座(弁証法的)に対する全体的視座(帰納法的)、意識に対する無意識、モダンに対するポストモダン、西洋に対する東洋などといったキーワードが羅列されます。つまるところ、直感という答えの出し方のためにわたしたちが身につけなければならない、身につけておけば有利に作用するであろうメソッドは何かということになります。
次の一手はコレだ!という直感が最初にあり、論理的な検証は後にそれを補強するためにあるというのが創造のプロセスではないでしょうか。直感で答えを出していくために、身につけておけば有利に作用するであろうメソッドをアイデアや情報の操り方に、創造の表現までのプロセスに沿って体系的に編集したのがアイデアファクトリーというブランドであり、その一望はアイデアをデザインする!思考領域で見ることができます。
創造的であるためにはまず、感じることが大前提なんだというところから始まります。
感じるだけでは不十分で、感じたことをどれだけ膨らませることができるかというイマジネーション力へ繋げています。そこからThink!考えることに取り掛かります。感じて膨らませたイメージに無意識に
構造的にアプローチすることをここでは考えることとします。構造的といえば左脳的・演繹的でシンキングカタログの領域のように思われますが、直感を働かせる上でも構造化された部分のどこにフォーカスするのか、あるいは構造的グリップの上で全体をどのようにイメージングしていくのか、体系の中で全体最適に向けてどのようにカタチづくるのかは必須の能力です。
考えに考えを組み合わせていく、重ねていくという繋げることはイメージを濃密にする能力です。さらにそれらをひとつのセオリーにまとめあげるのが体系化することです。最後はそれを表現していくこと。表現は他者とのコミュニケーションであると同時に自己とのコミュニケーションでもあります。これらの下地の能力があって始めて創造的な、直感でものごとを考えることができるのです。アイデアファクトリーは創造のスペクトル(Spectre=体系)です。複雑な創造という事象を単純な成分に分解し、順序だてて並べたものなのです。
シンキングカタログのデザインテンプレートはアイデアファクトリーを使い、ある特定の問題に対しその問題の答えの出し方を体系化し表現したものです。
アイデアをデザインする思考領域のパレット9:感じること‥からパレット14:表現することまでの6つのパレットの背景にあって、創造することのために脳内に埋設するべき思考のエンジンが4つのデザインエンジンと呼ばれるものです。